令和3年がはじまって間もなく、
一都三県では緊急事態宣言が出されましたね。

宣言地域が拡大し、
1/27時点で11都府県に
発令されている状況です。

年始早々、
波乱なスタートになってしまったことは
否定できません。

そして医療機関では
医療崩壊の危機に瀕した状態が続いています。

アンチエイジング診療の場合、
コロナ患者の診療に直接かかわることは
全くないわけではないと思いますが、
患者さんが医院から遠のいてしまう
可能性が高いと思われます。

緊急事態宣言が発令されていない地域のほうが
現状多い状況ですが、
その他の地域もいつ発令されるか
不透明な状況のため、
安心はできない状況でしょう。

この状況下で、
アンチエイジング診療を標榜する医院は

  • 集患方法の見直し
  • 患者が安心して来院できるような
    環境作りの見直し

この2点が、改めて必要と思われます。

昨年夏にも同様のテーマを

以上、2つのタイトルでご紹介しましたが、

再び記事にする必要があると判断しました。

今回も新型コロナウイルスの感染対策に関して
ご紹介したいと思います。

飛沫からの感染を防ぐために

何といっても感染防止の観点で
いちばん存在感があるのは
いうまでもなく「マスク」でしょう。

飛沫感染を防ぐために

  • 医院スタッフ
  • 患者さん

それぞれが気を付けた方が良いことを
ご紹介します。

・医院のスタッフ

院長を筆頭に、全員が常に
マスクを装着しておいた方がいいでしょう。
挨拶をするときあらかじめお断りしておいて
「マスク」を装着したまま
対応したほうがいいかもしれません。

・患者さん

患者さんにも、
電話やHP、LINE等から
受診予約を受けたときに
必ずマスクをして来院して下さい、と
ひと言付け加えたいところです。

そして万が一、
マスクを忘れた患者が来院したときは
マスクを医院側から提供できればベターです。

ただ、診療や施術、検査の最中には
マスクを外していただかないといけない場面が
多いかと思います。

その間は、
マスクを汚れないように
注意してお預かりするか、
新たなマスクを医院から提供することを
おススメします。

手足の消毒に関して

感染防止の対策として、有用な方法の一つに
手足の消毒があります。
それぞれ、消毒をする際に注意したい内容を
ご紹介します。

手の消毒

基本的なことではありますが、
万全を期すなら、
院内数ヶ所で消毒液を設置しては
いかがでしょうか。

エントランスへの配置だけではなく診察室や
カウンセリングルームの出入り口にも配置して、
入退室の際に消毒してもらうほうが
安全でしょう。

万一、院内で感染が発生してしまうと
他の患者さんやスタッフにも危険が及びます。

医療機関としては絶対に避けないといけません。
そう説明すれば患者にも
納得してもらえるでしょう。

足元の消毒

手だけではなく、足元でも殺菌は重要です。

スリッパに履き替えてもらう医療機関の場合、
スリッパの消毒は以前から気を使うのが
常識でしたが、
しばらくの間は厳重に対策を
とったほうが安全です。

そこで、コロナ禍の今は
殺菌効果の高い設備を取り入れるか
使い捨てのスリッパを導入することが
おすすめです。

検温に関して

検温は医療機関以外でも
今では多く実施されるようになりました。

体温が37度を超えている患者さんが
来院された場合は、
他の患者さんへの感染を防止するためにも
院内に入れるべきではありません。

自由診療のほかに
保険診療もやっている場合は異なりますが
アンチエイジング診療を標榜する医院では、
COVID-19をはじめ高熱を出すような
疾患の対応をすることはほとんどないでしょう。

したがって、
発熱している患者の受け入れをする
可能性はきわめて低いはずですね。

院内の換気に関して

冬場は窓や扉を開けての換気には
限界があります。

そうなると設備に頼る必要がありますが
単なるエアコンでは換気はできません。

本格的な換気システムの需要が高まっています。

古い建物の場合、新しく購入して
取り付ける必要があるかもしれません。

本格的な換気システムを使えないときは、
かわりに空気清浄機等を購入、
またはレンタルやリースで用意して、
院内の空気感染のリスクをおさえたいところです。

院内の清掃に関して

医療機関は、いつ何時でも
清潔でなくてはいけませんがコロナ禍によって、
院内の清掃の需要がひと際高まっていますね。

患者が出入りするところすべてに
念入りな清掃を毎日欠かさず
繰り返さないといけませんが
患者が手を触れるところや座るところは
すべて清潔にしておいた方がいいでしょう。

受付に配置する診察券や
金銭の受け渡しをするトレイ、
待合室に配置する雑誌や新聞、
配布物や物販品を置く場所等は、
新型コロナウイルス流行前は
さほど、消毒に気を遣わなくても
よかったかもしれませんが
今は念には念を入れるに越したことはありません。

もちろん、
書籍や雑誌はアルコール消毒することは
難しいと思います。

費用は掛かりますが、書籍専用の消毒機等を
購入してもよいでしょう。

または、思い切って書籍等を
新型コロナウイルスの流行が終息するまでの
当分の間、
置かないという代替案を取ることも考えられます。

感染症対策は絶対に手を抜けません! 

コロナウイルスに関しては
変異型が発見されたという
ニュースも流れています。

いつまでこの状況が続くのか、
誰にも確実な予想はできません。

その中で医療機関を運営するなら、
患者の間で

「あそこはコロナ対策を
あまりしていないらしい」

といったような噂を流されないように
万全の対策をしていくべきでしょう。

業務負担がかかり、
楽なことではないかもしれませんが、
これからも手抜かりのない
感染症対策を続けましょう。