美容外科では

「いつまでも若々しくいたい」
「自分に自信が持てるようになりたい」

など、
様々な目的を持った患者さんが
来院されるかと思います。

しかし、

「美容外科に行きたいけれど、
どんなことをされるのか不安…。」

「費用はどれくらいするのだろうか?」

などの不安から
最初の一歩を踏み込めない方は
少なからずいるようです。

今回は、
美容外科で患者さんに求められる
クリニックについて考えていきます

患者さんに来院しやすいクリニックにするには

美容外科で治療を検討している患者さんのために
次のようなことを考えてみましょう。

美容外科の敷居を低くする

美容外科に行こうか迷っている患者さんは、
いろんなことを考えています。

「美容外科ってどんなことをするのだろう?」

「自分の悩みを相談するのが恥ずかしい」

「どんな人が行くところなのだろう?」

このような悩みを解決するためには
何が必要かを考えることが大切です。

例えば、

  • ホームページに具体的な内容を掲載する。
  • オンラインで相談できるようにする。
  • メールやチャットで相談できるようにする。

などの対応方法が挙げられます。

ただし、ホームページは
医療広告ガイドラインなどにより、
掲載できないことが多いようです。

その点に配慮しながら、
患者さんの不安を解決することが大切です。

患者さんが自院を選びやすくする

都市部では多くの美容外科があるため、
どの美容外科に行っていいのか迷う方が
大勢いらっしゃるかと思います。

多くの美容外科の中で
自院を選んでもらうためには、
他のクリニックと差別化することが大切です。

例えば、
自院では皮膚科の治療が得意だった場合、
皮膚科に重点を起きます。

いろいろな治療ができるというのも
売りのひとつになりますが、
特化した診療科目をアピールすることで、
患者さんは選びやすくなります。

また、
このクリニックはこの治療に対して
専門知識を持っていると認めてもらえる場合も
あります。

気軽に相談しやすい環境をつくる

初めて美容外科に来る患者さんは、
最初の一歩を踏み出すのに勇気が
必要だと感じる方がいます。

初診の患者さんのために、
気軽に相談しやすい場所があれば安心できます。

例えば、
オンライン診療を取り入れる方法です。

  • 初診の患者さんには無料で
    カウンセリングをする。
  • 化粧品やサプリメントの販売
  • 治療をしたい方には
    来院前に具体的な説明をする

など、
「病院に行かなければいけない」という方向に
考えを変えることができます。

患者さんの求めている治療に対して丁寧に答える

美容外科を訪れる多くの患者さんは、

  • 自分の求める治療に対して
    どこまでできるのか?
  • 何が必要なのか?

などの説明を求めています。

患者さんの求める治療に対して、
病院側がいくつかの方法を提案し、
その中から患者さんが選ぶといった方法が
喜ばれるでしょう。

それぞれの治療に対して、
求める結果だけではなく
リスクなどを説明することも大切です。

患者さんの話を聞きそれに対して
アドバイスをすると満足度もあがります。

また、
専門用語などを使わないことも大切です。

話の中で少しでもわかりにくい言葉があると、
患者さんは話の内容がつかめないため、
不信感を持ってしまう可能性があります。

受付・看護師などでフォローする

医師の前に行くと、
緊張してうまく話せない方がいるようです。

白衣シンドロームという言葉がある通り、
診察室で白衣を来た医師を目にすると、
緊張で自分の思っていたことが
伝えられないことがあるようです。

緊張をほぐすためには、
受付や看護師の気遣いも必要かと思われます。

例えば、
今日初めて治療を受ける方には

「今日は晴れてよかったですね。
ところで今日の治療でなにか
心配ごとはありませんか?」

などと声をかけます。

その一言で

「実はちょっと不安で昨日眠れなくて」

という患者さんもいるかもしれません。

また、
治療が終わったあとのケアも大切です。

治療が終わって
待合室で待っている患者さんに
声をかけてみることもいいでしょう。

例えば

「何か不安なことはありませんか?」

このような一言で、
先生に聞き忘れていたことを
思い出す場合があります。

できるだけ、
患者さんの不安はクリニック内で
解決することが大切です。

患者さんへ特別感・高級感を感じてもらう

自由診療をおこなう美容外科では、
一人の患者さんに対して特別感を
味わってもらうことが大切です。

多くの方が美容外科を選ぶときは、
口コミを参考にしているようです。

  • クリニックはホテルみたいで
    とてもきれいだった。
  • カウンセリングの時間を
    たっぷりとってくれた。
  • スタッフは私の名前を覚えてくれた。

など、
患者さんは良かったと思うことは
ずっと覚えているようです。

自分がもし自院で治療を受けた場合、
何をされたらうれしいかを
考えることも必要でしょう。

患者さんの知りたいことは結果だけではない

患者さんは、治療に対して不安を
抱えている場合があります。

患者さんがどんなことに不安を感じているか、
何を知りたいかを聞き出すことは大切です。

  • 患者さんが求める結果になるのか?
  • どんな方法があるのか?
  • どんなリスクがあるのか?

など、
患者さんが納得するまで話をしてみましょう。

そのカウンセリングが
今後の集客にもつながる可能性があります。