クリニックに来院する患者の数は、
天気によって左右されます。

特に、梅雨や冬の寒い日は、
患者の数が少ないのではないでしょうか。

このように天気が悪い日でも、
来院してもらうための対策が必要です。

最近では、あらゆる方法で来院患者を増やすための
サービスをおこなうクリニックが増えました。

これまでクリニックでは行われることが少なかった
雨の日の特別サービスについて考えてみませんか?

今回は、天気が悪いときでも患者が来院したくなる
病院づくりについてご紹介します。

天気が悪い日はなぜ患者が減るのかを考える

雨の日・暑い日・寒い日などは、
外出を控える患者が増えます。

具体的にどのような理由が考えられるでしょうか。

  • 雨にぬれたくない
  • 気分がよくない
  • 体調が悪い

などが考えられるでしょう。

もし、このような天気の場合、
あなたが患者だとしたら、
どんなサービスがあればいいと思いますか?

まずは、雨の日にあなたのクリニックで
どんな問題があるか考えてみましょう。

例えば、
クリニックの入口に雨が入りやすく湿気やすい。
クリニックの場所が駅から離れている。
などです。

雨の日でも患者が来院したくなるサービスとは

天気が悪い日でも
患者がクリニックで快適に過ごせるサービス

考えていきましょう。

雨の日だけ送迎サービスをおこなう

駅から少し離れていたり、
家から出るのが億劫と思ったりする患者のために、
雨の日限定で送迎サービスを行います。

クリニックとしては毎日は難しいと思う場合でも、
雨の日だけであれば費用を抑えることができます。

また、
雨の日に体調が悪くなった患者にも喜ばれます。

クリニックの入口にティッシュやタオルを準備する

雨の日に患者がクリニックに到着すると最初に
何をおこなうでしょうか?

傘をたたみ、傘立てに入れる。

衣服や持ち物に付着した水分を拭く

女性なら化粧直しをしたり、髪形を整えたりする

といった順番でしょう。

ここで必要になるのが、ティッシュやタオルです。

ティッシュは靴の汚れなどを拭き、
タオルは体に着いた雨を拭きます。

このように、ティッシュやタオルが
クリニックの入口に準備してあると、
患者は自分で拭くものを用意する
必要がありません。

傘の貸し出しをする

仕事帰りなど突然の雨の中、
来院される患者もいます。

そのような方のために、
置き傘を用意しておきましょう。

置き傘は返さなくてもいいようにします。
そのため簡単なビニール傘でもよいでしょう。

傘の横にPOPなどで
「この傘は返却不要です。
ご自由にお使いください」
と書いておくといいでしょう。

玄関マットで気分を変える

玄関マットは明るい色のマットを用意しましょう。

クリニックの入口は、第一印象を与える場所です。

雨で水が溜まっていたり、
薄汚れたマットが置いてあったりすれば、
あまり気分のよいものではありません。

また、スリッパがないクリニックは、
汚れた靴のままで歩くことになります。

明るい色のマットを利用すれば、
入口が明るくなるだけでなく、
雨の日も気持ちよく過ごすことができます。

衣服を整える場所をつくる

濡れてしまった服のままでは、
あまり気分がよくありません。

化粧直しや着替えはトイレでもできますが、
他の患者が気になりゆっくりできません。

そこで、雨の日は、
普段あまり使わない部屋などを
衣服を整える部屋として開放
しましょう。

間違えて他の人が入ってしまわないように、
ドアに「着替え場所」などと
貼っておくといいでしょう。

雨の日に来院した患者がうれしくなる特典とは

クリニックでいろいろなサービスを準備しても、
「雨の日はやっぱり来院はしたくない」
という方もいます。

そんな方のために、雨の日限定でお得になる特典
紹介します。

雨の日だけのキャンペーンをつくる

クリニックでおこなう「雨の日キャンペーン」とは
なかなか想像がつかない方もいるかもしれません。

しかし、自由診療のクリニックでは、
雨の日だけのキャンペーンを
行っていることがあります。

例えば、次のようなサービスはいかがでしょうか?

「雨の日に来院した患者さまには
商品券を差し上げます。」

「雨の日にプラセンタなどの注射のために
来院してくださった患者様には、
にんにく注射を格安で追加できます」

などです。

このようなサービスがあると、
雨が降っていても行こうかな?
と思う方も増えるでしょう。

無料カウンセリングをおこなう

予約制のクリニックであれば、
どれくらいの患者が来るか予測できます。

患者が少ないと考えられる日は、
無料カウンセリングをおこなうのもいいでしょう。

また、初めての方だけ無料相談を
おこなうという方法もあります。

来院することに迷っている方へ
きっかけを与えることができます。

雨の日の無料相談は当日予約に
するといいでしょう。

相談専用の問診表を作っておくと
患者は相談しやすくなり、
診察時間を短くすることができます。

クリニックに合わせたサービスを考えてみましょう

今回、雨の日におこなうサービスを提案しました。

クリニックによっては、
むずかしい場合もあるかもしれません。

まずは、あなたのクリニックで雨の日に
どのような問題があるか考えてみましょう。

できれば、クリニックのスタッフ全員で
話し合うのがおすすめです。

医師や看護師だけでなく、
医療事務など普段患者と接することが
多いスタッフを集めて
話し合ってみてはいかがでしょうか。