寒い日が続くと、できるだけ外出したくない
という人が増えます。
それはクリニックに通っている
患者さんも同じです。
「今日は通院日だけど、寒いから延期しよう。」
と思う患者さんもいるのではないでしょうか。

今回は、
寒い日でも患者さんが来院したくなるような
クリニック作り
を紹介します。

寒い日でも患者さんが快適に過ごせる寒さ対策

「あのクリニックに行けば、家にいるより
快適に過ごせる」
そんなクリニックを目指したいという方も
多いでしょう。
そこで、寒い日でも患者さんが快適に過ごせる
寒さ対策を紹介します。

・温かい飲み物を用意する

クリニックのコーナーに温かい飲み物を
用意しておきましょう。
コーヒー、紅茶だけでなく、お茶もあれば
喜ばれます。
ポットにお茶を入れるのもひとつの方法です。
ひと手間加えることで、
患者さんにスタッフの思いを届ける
ことができます。
春なら花粉症に効果のあるお茶などを
日替わりで入れておくのもいいでしょう。
花粉症の時期であれば甜茶がよろこばれます。
お手間になってしまう場合は、
ウォーターサーバーの横に
インスタントコーヒーや紅茶を用意
しておくといいでしょう。

・身体を温めるものを準備しておく

女性はとくに、下半身の冷え
訴える人がおおいです。
そのような方のために、
ひざかけを用意しておきましょう。
また、足元を温めるヒーター
いくつか用意すると喜ばれます。
さらに、使い捨てカイロを用意しておくと、
帰宅するときにも使えます。

・院内を明るい色使いに変える

冬の間は、
できるだけ部屋を明るい色に変えましょう。
壁の色を変えるのは難しいので、
カーテン・ソファカバーなどを変えます。
間接照明を黄色にするだけで、
温かいと感じることができます。
明るい色は、患者さんの気持ちを落ち着かせ、
解放感を与えることができます。

・冷え性の方のためにニュースレターをつくる

冷え性で悩んでいる方のために、
簡単なニュースレターを用意
します。
例えば、身体があたたまる料理や、
積極的にとりたい食材などの紹介です。
また、家の中で簡単にできるエクササイズなども
いいでしょう。
冷え性の方にオススメのツボや
マッサージの仕方なども喜ばれます。
また、イベントのお知らせを入れるなど、
来院を促す文章を入れるのも効果的です。

スタッフが気をつけたい寒さ対策

患者さんがクリニックで快適に過ごすためには
スタッフの心づかいも大切です。
患者さんが快適に過ごせるように、
気を配りましょう。

・院内の温度管理

患者さんによって暑いと感じる方、
寒いと感じる方がいます。
部屋を一律同じ温かさにすると、
一部の患者さんは居心地がわるいと感じる方も
いるでしょう。
ときどき待合室に出て、寒くないか、
患者さんに聞いてみましょう。

・加湿器の管理をする

冬は肌が乾燥しやすい季節です。
女性の場合、乾燥を気にする方が多いので
準備しておくといいでしょう。
ただし、加湿器を清潔に保っておかないと
菌が繁殖してしまうことがあります。
体調の悪い方、抵抗力の弱っている方が
多いクリニックは注意が必要です。

寒さを解消するためのイベントを開催する

クリニック内でイベントを開催すると、
患者さんは治療以外にも病院に来る
機会が増えます。
治療が億劫だと感じている患者さんも、
イベントがあるとクリニックに行くのが
楽しみになります。
寒さを解消するためのイベントについて
考えてみましょう。

・ヨガ教室

ヨガは身体のあらゆる場所の緊張をゆるめ、
身体を温めることができます。
ヨガであれば、激しい運動を禁止されている
患者さんも、参加できることがあります。
ヨガは筋肉を強くし血流がよくなります。
また、ストレスを軽減させる効果もあります。

・管理栄養士による料理教室

身体を温めるには、身体の外から暖めることも
大切ですが、体の中から温めることも大切です。
みなさんが普段食べている食べ物は、
東洋医学によると身体を温める食べ物、
冷やす食べ物、どちらでもない食べ物があります。
管理栄養士や薬膳に詳しい人が
料理教室を開くのもひとつの方法です。
あるクリニックでは、
別に場所を借りて料理教室を開催しています。

・直接医師と話ができる無料相談会

冷え性で困っている方のために、
直接医師と話ができる相談会を開催します。
「こんな症状で病院に通っていいかわからない」
「私は冷え性なのかどうか知りたい」
という方には、受診を促すきっかけになります。
無料相談会なので、
時間を区切っておこなうといいでしょう。
例えば、美容外科であれば冷え性に効果の
ある点滴をオススメすることもできます。
また漢方内科であれば、
漢方薬や薬膳といった方法で冷え性を
改善する方法をお話することもできます。

寒い日でも来院したくなるクリニックを目指すには患者目線が大切

冬の寒い日は、クリニックでなくても、
外出するのは億劫です。
そんなときでも、
「あのクリニックに行けば、
楽しいことが待っている」
と思ってもらえれば、
患者さんはすすんでクリニックに来てくれます。

インフルエンザや風邪などの治療は、
患者さんはあつまりますが、
自由診療の場合はそれ以外で
来られる方がほとんどでしょう。

冬の寒い時期に
クリニックでどんなことができるか

もう一度考えてみましょう。