クリニックの駐車場に関係ない人が車を止めたり、
患者さんが間違えて他の駐車場に止めてしまったり
することはありませんか？

また、路上駐車をしたり、
他の人に迷惑がかかるような車の止め方を
してしまう方もよくいます。

このような駐車場トラブルが続くと、
大きな問題となるケースもよくあります。

駐車場トラブルを起こさないために、
前もっていろいろな対策をねっておきましょう。

駐車場トラブルを起こさないためには

駐車場トラブルを起こさないために、
以下のことを前もって準備しておきましょう。

共用駐車場の場合

1.止められる位置をわかりやすく掲示する

駐車場のどこが止められるスペースなのか
わかりにくい場合が多いので、
駐車場の何番に止められるか、
クリニックの名前が書かれているか、
などをくわしく掲示しておきましょう。

2.車から見てもわかりやすいように掲示する

窓に駐車場の場所を掲示しているクリニックを
よく見かけますが、
車からは見えにくい場合が多いです。
道路からも見える位置・大きさを考えて
掲示しましょう

敷地内の駐車場の場合

1. 患者さんに注意を促す

「近隣のお店や住宅の方の
ご迷惑となるケースが増えています。
当院の駐車場以外は駐車をご遠慮頂けますよう
お願いいたします。」
と書いておきましょう。

2.駐車スペースを広めにする

駐車トラブルは、
止めにくいことが大きな原因になる
場合が多いです。
多くの人に車を止めて欲しいですが、
トラブルを減らすためです。
駐車場スペースは広めにとっておきましょう。
また、駐車場の入り口、向きなども
工夫が必要です。
Uターンができる場所、
車と車がすれ違える広さなども
考えておくといいでしょう。

3.盗難・事故などが起きないように注意を促す

駐車場でトラブルが起きないように
注意を促すことが大切です。
例えば、駐車場で怪我をした、
車に傷がついていたなどです。
これらはクリニックの駐車場で起きたことですが、
クリニックの責任ではありません。
「駐車場において、事故・盗難などのトラブルは、
当クリニックは一切の責任を負いませんので
予めご了承ください。」
と、目立たない位置でもいいので
掲示しておくといいでしょう。

駐車場トラブルが起きた場合の対応方法

駐車場トラブルが起きないように、
事前に準備しておきたいものです。
しかし、いろいろな理由から
トラブルが発生してしまうことがあります。
もし、駐車場トラブルが発生した場合、
以下のように対処しておきましょう。

1.無断で駐車場や路上に車を止められた場合

はじめて無断駐車をした車には警告をしましょう。
例えば、「この駐車場は患者様専用です。
当院に御用のない方はご遠慮願います。」
と貼っておきましょう。
それでも、無断駐車を続ける場合は、
無断駐車や路上駐車は警察に連絡すると、
最寄りの警察官が確認しにきてくれます。
その車があきらかに無断駐車と確認された場合、
車の所有者を警察署で調べ
その後直接注意してくれます。
ただし、患者さんかどうかを見極めるのが
難しい場合があります。
長い間止めている場合は、写真をとったり、
防犯カメラで動画をとることで見極めができます。
（防犯カメラは敷地内駐車場のみ。
共用駐車場につけるには許可が必要な場合が多い。）

2.盗難・事故などが起きた場合

車上荒らしなどの盗難が起きた場合は、
すみやかに警察に連絡しましょう。
ただし、クリニックでは盗難・事故が起きた場合、
責任を負うことはありません。
患者さんが、クリニックの責任だといわれ、
修理代や盗難された代金など金品を
要求されることがあります。
そのような場合も、
しっかりとお断りするようにしましょう。

患者さん以外に駐車場を利用されないようにする方法

近隣に人気のあるお店や
マンションなどがある場合、
患者さん以外の人が勝手に止めてしまう
ことがあります。
患者さん以外に駐車場を利用されないように
対策をねっておきましょう。

1.カラーコーンやチェーンをする

クリニックが休みの日や夜間は
駐車場にカラーコーンやチェーンを張って
入れないようにしておきましょう。
一度止められることがわかると、
何度も止めに来る人もいます。
チェーンが準備できないときは、
大きな植物などを置いておくのも
ひとつの方法です。

2.防犯カメラをつける

防犯カメラをつけておくと、
勝手に駐車場に止められることを防ぐだけでなく、
トラブルなどを抑止する効果も期待できます。
例えば、クリニックの外にある植物や、
備品などを勝手に持っていくというトラブルも
抑止できます。
駐車場で盗難があった場合、
証拠として警察に提示できます。
（ 共用駐車場の場合は防犯カメラの取り付けに
許可が必要な場合があります。）

3.予約制にする

予約制にすると、
クリニックにいる患者さんが特定できるため、
患者さん以外にだれが駐車しているかを
簡単に調べることができます。
また、待っている患者さんの数を
減らすことができるので、
駐車場が足りないといった問題も解決できます。

4.来院されたお客様の車のナンバーを聞いておく

無断駐車が多いクリニックは、
患者さんに車のナンバーを聞いておきましょう。
できれば、初診のときにナンバーを
聞いておくというのもひとつの方法です。

駐車場トラブルが発生させないためには事前の準備が必要

クリニックでは、
意外と駐車場トラブルは多いと聞きます。
診療の妨げにならないように、
前もって準備しておきましょう。
駐車場トラブルが発生したときの対処法や、
無断駐車・路上駐車についての対策も、
この機会に考えておきましょう。

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