アンチエイジング診療や
自由診療を標榜するなら、
集患のための戦略は
とても重要ですね。

開業場所の周囲を中心に、
的確に診療内容のPRを
していかないといけません。

そのために有効な宣伝手段に
「看板」があります。

看板はずっと前から
使われてきた宣伝手段です。

今のようなインターネットに
慣れている世代にとって
看板は古めかしいものに
見えるかもしれません。

しかし看板は今でも
医療機関にとって、
欠かせない集患ツールとして
各地で利用されていることは
間違いありません。

看板の主なメリットとは?

1.近隣の在住者・在勤者に集中してPRできる

おそらくこれが
最大のメリットでしょう。

新しく近所に
引っ越してきたばかりの人に、
医院の存在を知らせる上でも
おおいに効果的です。

2.医院への道案内をする上で非常に役立つ

これは、以下のようなケースで
とても助かるメリットです。

  • ビルの2階より上に
    入居している場合
  • 大通りから少し外れたところや
    奥まった路地等に、
    医院が立地している場合

一般の通行人の
目によくとまる場所で、
すべての医療機関が
開業できるわけではありません。

その場合は、看板を上手に使うことで
医院がすぐそこにあることを
アピールすることがおすすめ。

医院へどうやってアクセスすればいいのか、
わかりやすい説明を書き込んで使う、
といった応用も簡単です。

看板にもいろいろな種類があるのですが、
建物から突き出るように取り付ける「袖看板」
道路沿いや建物の前に立たせる「スタンド看板」
この目的でよく活用されてきました。

3.一度完成したらかなり長い期間使える

看板は一度設置したら、
10年以上そのまま使うことも
珍しくありません。

もちろん雨や風にさらされるわけですから
たまにはメンテナンスが必要ですが。

この点は雑誌や新聞、フリーペーパー……
といった紙のメディアを用いて
PRをするケースと比べて
非常に対照的です
紙のメディアでは、宣伝の効果は
一時的にしか発揮されないことが多いです)。

4.長い目で見るとコストパフォーマンスがよい

たとえば雑誌や新聞に広告を
掲載するなら、その都度
掲載料を徴収されます。

またインターネットを利用して
集患する場合も、その都度
コストが必要となるでしょう。

そのいっぽう看板の場合は、
取り付けるときにそれなりのコストがかかります。
しかしいったん完成すれば、
その後はあまりコストが
かからなくなるケースは多いです。

ただし種類によっては、
この原則があてはまりません。

たとえば「駅看板」は使用料を
毎月払うのが普通です。
看板を選ぶときは、
それぞれの費用体系の違いを
正確に認識することが大事です。

5.位置や角度を工夫すればかなりの増患につながる

看板は、医院の存在を
知らしめるだけではありません。

通りすがりの歩行者やドライバーの流れに
ぴったりの配置をすることで、
来院する患者を増やすことに成功した……
という事例は各地から報告されています。

6.高くつく看板ばかりではない(選択肢が豊富)

看板は何百年も昔から
使われてきた宣伝ツールで、
とても奥が深いです。

看板業者に相談すると、
おそらくさまざまな形状の看板を
見せてくれるはずです。

やはり大がかりな看板を
取り付けるとなると
コストはかさみます。
大きな車道に面して取り付けるような、
人の背丈より高い看板となると
100万円以上の出費となることも
ザラにあります。

しかし安い看板もたくさんあります。
小型のスタンド看板程度で
間に合うようなケースなら、
初期費用が数万円で済むことも
多い模様です。

看板の主なデメリットや注意点とは?

メリットがあれば、
やはりデメリットも
少しは出てくるものです。
最初に知っておくに
越したことはないでしょう。

1.遠く離れた地域へのPR効果は期待できない

アンチエイジング診療の内容によっては、
遠方の地域に対しても集患を
進めていく必要が出てくるはずです。

あいにくと看板は、
宣伝できる範囲がおのずと
限定されます。

開業場所からかなり遠くに
住んでいる人にも
宣伝したいという場合は、
インターネットや紙媒体の広告を
活用する必要が出てくるでしょう。

2.最初の戦略を間違えると大きな痛手となる

看板は一度取り付けたら、
しばらくはそのままです。

このため最初に慎重に
戦略を練ることが求められます。

コストがかかる看板をつくるなら、
やはりそのコストが
無駄にならないように
しないといけません。

このほか、周囲の状況を
よく探ることが大切です。

たとえば、近所に
競争相手の医院がある場合なら、
その医院の看板と比べられたときに
見劣りしないものをつくるのが
当然でしょう。

また、駅看板のような
看板が多く集まる場所を
あえて選ぶなら、
その中で埋没しないようなものを
用意する必要が出てきます。

医院を取り巻く環境に最適な看板を目指すことが求められます

看板は、アナログな広告ツールの中では
医療機関にとって非常に頼りになる存在です。

医療の世界における
需要が高いことは明らかで、
病院・医院の看板を
専門につくる業者がいるほどです。

優秀な業者に発注すれば、
医院の収益に末永く
貢献してくれる看板を
手に入れることができます。

信頼できる業者とよく話し合って、
医院の環境にぴったり合った看板を
つくり上げることがベストでしょう。