クリニックのホームページに
掲載されるブログは、
先生やスタッフのことを知るきっかけになるため、
患者さんに強い印象を
与えることができます。

しかし、
いざブログを書こうと思っても、

「書く時間がない」
「何を書いていいかわからない」

といった方も多いでしょう。

また、ブログは書いているけれど、
あまり効果が感じられない方も
いるのではないでしょうか?

それは、

「文章の書き方がよくわからない」
「ブログのネタが集められない」

以上2点の理由があるかもしれません。

そこで今回は、
文章の書き方、
ネタの集め方を中心に紹介します。

ブログは先生やスタッフの魅力を伝える表現ツール

ブログは、
先生やスタッフの人間性を
表現できるツール
です。

文章や写真から、

「優しそう」
「きちんと話を聞いてくれそう」

などを伝えることができます。

ブログは、
患者さん向けだけではなく、
スタッフの採用にも役立ちます。

例えば、
現場復帰に不安に感じている
看護師さんにもアピールできるのです。

クリニックの様子がわかれば、
採用試験を受ける側も安心できます。

一方、
必要最低限の情報だけしかない
ホームページは、
クリニックの雰囲気が伝わらないため
患者さんも近寄りがたいと
思っているかもしれません。

患者さんは、

「どんな人がクリニックで働いているか?」

を知っていた方が
安心して通院できます。
また、先生の治療に対する考え方を
知りたい方も多いでしょう。

例えば、

「どんな治療が得意なのか」

ささいな症状でも診察してもらえるのかを
伝えるのも有効です。

注目されるブログの書き方

次に、
読んでもらいやすくなるブログの
書き方についてご紹介します。

タイトルで目をひかせる

タイトルの付け方ひとつで、
読者は最後まで読むかどうかを決めます。

例えば、

「今日のできごと」

というタイトルなら、
患者さんは読みたくなるでしょうか?

タイトルを見ただけで、
ブログの内容がわかるようにすることが
大切
です。

しかし、
タイトルと内容はかならず
一致していなければなりません。

また
「読者が読んで利益になる」
「なるほど」
と思えるような
タイトルにしましょう。

最初の文で興味を引く方法

読者に興味をひかせるためには、
結論を先に書くことが大切
です。

例えば、

「糖尿病患者さんが気をつけたいこと」

というタイトルなのに、
最初から全く違う内容であれば、
患者さんは興味がなくなり
最後まで読まないかもしれません。

また、
信憑性を高くするには、
厚生労働省などのエビデンスが
書かれているURLを貼っておくといいでしょう。

読みやすい文章の書き方

医療機関で働く人は、
専門用語など
難しい言葉をよく使います。

例えば、難しい病名などは
一般の方が聞いても理解できません。

診察で患者さんに話すときのように、
平坦なことばで書いていきましょう。

特に多いのは、
漢字を多用する場合です。

新聞記者がよく使う書き方に、
漢字を開くという方法があります。

例えば、

「頂く→いただく」
「知る事→知ること」
「下さい→ください」

などです。

漢字が多いと、
画面が全体的に黒く見えるため
読みにくく感じる人もいると思います。

また、
一文は短く書くことも大切です。

一般的に、
50~60文字くらいが
読みやすいといわれています。

また、

「◯◯ます。」
「〇〇でしょう。」
「〇〇ですね。」

など文末をその都度変えると
文章にリズムがつきます。

ブログのネタを集める方法

次に、
ブログを書き続けるために必要なことは
ネタを多く集めることです。

例えば、以下のようなことを意識してみては
いかがでしょうか。

グーグルアラート

気になるキーワードを
グーグルアラートに登録しておくと、
毎日そのキーワードに合わせた情報を
メールで送ってくれます。

例えば、
「インフルエンザ」で登録すると、
新しく更新されたサイトのURLが届きます。

有益なネタであれば、
引用してブログネタにすることもできます。

日頃からメモを持ち歩く

パソコンの前でブログの内容を
考えてもなかなか良いネタは思いつきません。

例えば、
電車に乗っているとき、
お風呂に入っているときに、

「こんなことを書いてみよう!」

と思ったことはありませんか?

常に、
小さなメモ帳を持ち歩き、
なにか思いついたらすぐにメモすると
ネタが集まります。

本を読む

本を読むと
新しい情報を得ることが多いため、
患者さんに伝えたいと思うことも
あるでしょう。

頻繁にブログを書く人は、
月に何十冊も読む人もいます。

もちろん、
インターネットで論文を
探すことはできますが、
一般的なサイトは間違った情報もある
というデメリットがあります。

特に医療関係は、
正しいエビデンスから掲載することが
もっとも大切
だからです。

注目されるブログは、ネタだけでなく読みやすい文章も大切

「ブログを書きたいけれど、
いざパソコンの前に座ると何も書けない」

という方がいます。

そのような方は

  • ブログのネタの見つけ方
  • 読みやすい文章

といったことを
もう一度確認してみると良いでしょう。

まずは、

「どんな内容を書けば
患者さんに興味を持ってもらえるか?」

「どのような内容を書けば
メリットになるか」

を考えながら書くことが大切です。

ブログに書いた内容が、
患者さんと話をするきっかけに
なることもあります。