開業医向けに企画される、
経営関連のセミナーイベントは
この数ヶ月ですっかり、
影を潜めてしまいました。

コロナウイルスが
原因である以上
致し方ないことですが、
だからといって
あきらめる必要はありません。

今は、
自宅・医院から一歩も出なくても
セミナーに参加できる
機会が
増えているからです。

「オンラインセミナー」
コロナウイルスの蔓延をきっかけに
注目度を高めています。

それでは、
「オンラインセミナーとはどんなものなのか?」
振り返ってみましょう。

オンラインセミナーとは、どんなイベントなのか

オンラインセミナーは
「ウェビナー」という名前でも
徐々に有名になりつつありますね。

簡潔に書くなら

「講師の講演する様子を聴講者に対して
ネットを通じて配信する」

というサービスです。

最新のネット接続技術を利用すれば
聴講者は講師の姿や声を
ストレスなく受け取れるのです。

オンラインセミナーの形態も様々です。

たとえば、

  • 受講生が好きな日時に講義映像を視聴できる
    (オンデマンド配信型)
  • 通常のセミナーと同じく指定の日時に参加する
    (ライブ配信型)

以上2種類が一般に知られているかと思います。

ただ、最近になり
セミナーの様子を撮影して、
あとでオンデマンド配信で公開してくれる
オンデマンド配信型とライブ配信型を
複合した形で
配信するセミナーも増えてきています。

オンラインセミナーのメリット

現在は、
コロナウイルスのような
感染力の強い疾病が広まっている中でも
開催できる点が評価されていますが、
それ以外にも
数々のメリットがあります! 

どんなメリットがあるのでしょうか?
以下にメリットとして考えられる事項を2点
ご紹介します。

場所や時間の制約がない

これが最大のメリットでしょう。

従来の会場を設定して開催するセミナーの場合
聴講者は交通費や移動時間を
気にしないといけません。

この利点は特に、
地方在住の開業医にとって大きい
はずです。

やはり、セミナーのようなイベントは
東京や大阪のような都心部に
集中する傾向があります。

しかし
オンラインセミナーが増える今後は
遠隔地にいてもセミナーに参加できるのです。

また、
出かけるための準備もほぼ必要ありません。

たとえば
女性の開業医の場合は
外出の際に化粧をはじめ
身だしなみの整理に割く時間が
大幅に少なくなる点で楽になります。

また、
オンラインセミナーでは
前もって資料が公開されるケースがあります。

資料はオンラインでアップされることが多いです。
あらかじめアップされた資料を
ダウンロードしておくとよいでしょう。

開業医はひたすら多忙なため、
資料を読む時間がないかと思います。

資料を事前にダウンロードすることで、
診療合間の休憩時間や
休診日などの休日の時間を利用して
1回は目を通しておくと良いでしょう。

参加するために使うシステムが幅広い

セミナー主催側が用意する
システムによって変わりますが、
今はパソコンでなくても
スマートフォンやタブレット端末をお持ちでしたら
外出先などでも問題なくセミナーに参加でき、
配信映像を視聴できます。

チャット等のサービスが年々、便利になっている

チャット等のサービスが提供される
オンラインセミナーが増えています。

これらのサービスを使うと、
リアルタイムで講師に質問したり、
他の参加者とやり取りしたりできます。

オンラインセミナーの注意点

オンラインセミナーにも弱点はあります。
この場では、
従来の会場に集まるセミナーや
グループコンサルティングと比べたときの
注意点を取り上げてみました。

ネット環境が万全でないと、最後まで参加できなくなる

セミナーは
ネット環境が安定している場所で
視聴をしないと
途中で動画がフリーズしてしまう等、
満足に視聴が出来ない可能性があります。

特に、
屋外で参加するときは注意が必要でしょう。

たとえば
Wi-Fiで接続するなら、
安定したサービスを前もって選ぶべきです

視聴を開始しても途中で離脱してしまうケースが多い

従来のセミナーの場合、
いったん出席したら
最後まで聴く方が多いかと思います。

しかし
オンラインセミナーの場合は
途中で聴講をやめるのは簡単です。

内容が特に興味深いものでなければ、
確かに途中でやめるのもよいでしょう。

しかし、
最後まで聴かないと、
セミナーの総合的な評価はできないかと思います。

安易に離脱してしまうより、
セミナーを最後まで視聴して
総合的に評価をしたほうが
いいのではないでしょうか?

講師や他の参加者との交流が難しい

前述したように、
チャット等のシステムを通じて
質問やコミュニケーションが
できるケースが増えています。

とはいえ、
会場に足を運ぶ場合と比べたら
どうしてもコミュニケーションに
限界が生じます。

たとえば
従来のセミナーまたはグループコンサルの場合、
終了後に講師を囲んだ交流イベントが
開かれることもあるでしょう。

オンラインセミナーには
このようなチャンスは望めません。

オンラインセミナーは気軽さが最大の強み!

医療従事者向けのオンラインセミナーは、
ネット環境があれば気楽に参加できますし
コロナウイルス騒動をきっかけに
確実に増えていくでしょう。

そして、
アンチエイジング診療を
標榜する開業医にとって
有益な内容も増えていくはずです。

とはいえ、
アナログなやり方で開催される
従来のセミナーやグループコンサルにも
捨てがたいメリットはあります。

コロナウイルスが沈静化したら、

  • 会場を使って開かれるセミナー
  • グループコンサルティング
  • オンラインセミナー

それぞれの良し悪しを
よく理解して
選んでいくのがベストでしょう。