新型コロナウイルスの影響から、
医療機関では感染症対策に力を入れており、
キャッシュレス決済の導入が増えています。
なぜなら、
会計時に直接お金に触れることがないため、
患者さんとスタッフ間の感染対策になります。
また、
自由診療は費用がかかるため、
多額のお金を持ち歩きたくない方にも有利です。
今回は、
「クリニックにおける
キャッシュレス決済の現状や取り扱いについて」
紹介していきます。
クリニックで利用されているキャッシュレス決済とは
医療機関で利用できるキャッシュレス決済には、
大きく3つあげられます。
- クレジットカード
- 電子マネー
- デビットカード
更に、決済方法に関しては
カードを端末に読み取るタイプと、
カードやスマホなどを端末に近づけて
読み取るタイプの2種類があります。
クレジットカードは後払いですが、
電子マネーは基本的にチャージ後に
支払うタイプで、
デビットカードは
使った分だけ即時に支払うタイプです。
最近は、
スマートフォンの利用が広がっていることから、
簡単に決済できるスマートフォン支払いをする
人が増えています。
キャッシュレス決済のメリット
キャッシュレス決済は、
クリニック側にもメリットはありますが、
患者さん側にも大きなメリットがあります。
感染症のリスクを減らすことができる
キャッシュレス決済の一番のメリットは、
お金に触れないことです。
お金は、毎日多くの方の手に触れるため、
新型コロナウイルスに感染している方も
触っている可能性があります。
ただし、
クレジット決済はカードに直接触れるため、
感染症のリスクが高まります。
最近では、
患者さん自身で直接機械にクレジットカードを
挿入するタイプも導入されています。
クリニック側のお金の計算が楽になる
現金で支払われた場合、
診察が終わったあとにお金の計算をするため、
手間がかかります。
キャッシュレス決済を利用すれば、
機械が自動で計算してくれるため、
これまでの手間を減らすことができます。
また、
お金の計算ミスなども防ぐことができます。
会計の待ち時間が短くなる
通常は、
診察が終わったあとに支払いの計算をするため、
時間がかかることがあります。
キャッシュレス決済を利用すると、
会計の待ち時間が減ることで、
患者さんのストレスを軽減でき、
スタッフも他の作業に集中できます。
他の医療機関より待ち時間が少なくなるため、
患者さんに良い印象を与えることができます。
患者さんの支払いに対する不安を解消できる
自由診療の場合、
支払い金額が高額になる場合があるため、
ある程度のお金を持ち歩かなくてはいけません。
キャッシュレス決済ならば、
そのような不安がなくなるため、
来院しやすくなるかもしれません。
また、急な患者さんでも
キャッシュレス決済があれば、
お金が回収できないリスクを
減らすことができます。
キャッシュレス決済のデメリット
これまで、
キャッシュレス決済を導入するためには、
端末の操作や処理などに
不安を感じている方もいるのではないでしょうか?
キャッシュレス決済を導入するには
次のようなデメリットがあります。
端末を導入するための費用・手数料がかかる
キャッシュレス決済を導入するためには、
端末を設置しなければいけません。
端末は無料と有料で分かれており、
無料の場合手数料が高くなる場合があります。
端末を導入すると費用がかかりますが、
その分、患者さんの負担が少なくなるため、
集患しやすいというメリットがあります。
ただしキャンペーンなどで安い場合があります。
例えば、
PayPayの場合、
導入費用・決済システム利用料・入金手数料などは、
契約条件や導入時期限定で無料の場合があります。
ただし、
決済システム利用料は期間限定で無料ですが、
入金手数料は、
一定の条件を満たす方のみ
永年無料となっています。
詳しくはPayPayのホームページを
確認してください。
PayPayのHPはコチラ
端末にトラブルが出た場合利用できなくなる
停電などの災害で、
インターネットに接続できなくなった場合、
利用できなくなります。
患者さんが現金を持っていない場合、
すぐに回収できなくなる可能性があります。
トラブルが発生した場合、
どのような対応をするかを事前準備が必要です。
キャッシュレス決済はこれから必要になる時代に
これまで簡単に支払いができることから、
キャッシュレス決済は注目をあびていました。
新型コロナウイルスの蔓延からさらに、
さまざまな場所で感染症リスクを減らすため、
キャッシュレス決済を
導入する医療機関は増えています。
これまで、
費用や手間などで迷っていた方も、
この機会にキャッシュレス決済の
導入を考えてみてはいかがでしょうか。