「世の中の話題がコロナウイルスばかり…。」
このような風潮は
そろそろ終わりにしてほしいものですね。
しかし現実は厳しく、
新型コロナウイルスの新規感染者数も
徐々に増えつつある状況です。
アンチエイジング診療を標榜する医療機関でも
コロナ感染予防の手を緩めることは
出来そうにありません。
実際のところ、
日本中の医療機関それぞれが
徐々に新しい対策を取り入れている模様です。
よその医療機関がとっているコロナ対策を
研究することも、
ときには有益だと思いませんか?
そこで今回は、
他院がどのようなコロナ対策を取っているのかを
ご紹介していきます。
「基本中の基本」と呼べるような対策に関して
まずは、
オーソドックスな対策の見直しからです。
マスクおよびフェイスシールドに関して
マスクが王道の予防策であることは
周知の事実ですが、
マスクは万能ではありませんね。
そこで、一部の医療機関で
マスクとフェイスシールドを
医師が併用しているケースが、
話題を集めているようです。
可能であれば、
院長や勤務医は併用するのもいい手でしょう。
では、
患者がマスクを忘れてしまったときは
どうすればいいのでしょうか?
今のようなご時世で
マスクを身に着けて外出しない人は
少数派かと思われますが、
どこかで忘れたり落としたり
ということはあるでしょう。
マスクがない場合は当然、
院内に入れるべきではないですが
患者の中には納得できない方がいるかも
しれません。
今は、
コロナ初期と異なり
マスクが品不足でもないですし
マスクを提供している医院もあるようです。
ここで気になるのは
「無料にするのか有料にするのか?」
無料で提供している医院もあるようですが、
忘れてくる患者が増えてしまう恐れも
ゼロではないでしょう。
そこで、中には
「1枚数十円程度で販売する」
という手を選ぶ医院もありますね。
貪欲な医院だと思われてしまう恐れもありますが、
こういう手段をとって
うまくいっているケースがあることは
紛れもない事実です。
手袋
スタッフはなるべく、
コロナ禍が終息に向かうまでの
当分の間は手袋をはめて
仕事に従事したほうが無難でしょう。
患者に手袋を勧める必要は
ないかもしれませんが
何らかの感染症に罹患した
患者の治療も行うなら
手袋の提供もしたほうがよいでしょう。
検温器
検温設備は多様ですが、
感染リスクを極限まで減らしたいなら
顔認証の検温器を使う、という手があります。
接触せずに検温できる機材を使うと、
患者もスタッフもいっそう安心できるでしょう。
患者の受け入れ体制に関して
来院する患者さんを受け入れる体制に関しても
抜かりなく準備していきたいところです。
待合室
ソーシャルディスタンスを守る必要性が高い
今日ですが、
座席に間隔を空けるようなお願いをすることが
医療機関でも、一般の商業施設でも
多く見られます。
それにプラスして
「待合室の広さや座席数に応じて、
室内に滞在する人数を制限する」
という手もあります。
アンチエイジング診療は、
予約制をとることが多い以上、
このような制限をかけやすい傾向があります。
保険診療と自費診療を
両方とも標榜している場合は、
付き添いが必要な患者が来る
可能性も高いでしょう。
この場合は
「付き添いの人数は1名まで」
と制限してもよいでしょう
入室人数を制限する内容を
医院の公式サイトやSNS等で
発表しておいたほうがより親切かと思います。
また、
感染症の治療も並行して提供する医院の場合は
感染症の患者と
その他の患者が使う待合室を
分けることもおすすめです。
室内が狭い場合だと難しいかもしれませんが、
工夫を凝らして分離したほうが
安全性は高まります。
例えば、
鉄道があまり敷設されていない地方の場合、
医院が駐車場を持っていることが
普通でしょう。
この場合なら、
患者には車内で待ってもらうというやり方も
考えられます。
順番が来たら、
すぐに呼び出せるような体制をとれるなら
この方法の効率は悪いものではありません。
患者の直近の体調に関して
検温した結果、
平熱であれば院内に入れてOKとなるわけですが
過去2週間以内に発熱した患者には、
自主的に来院を遠慮してもらったほうが安全です。
味覚や嗅覚の異変といった、
コロナ感染者の兆候が出た患者にも
遠慮をお願いしたほうが無難でしょう。
患者の家族や同僚、
恋人や友人といった身近な範囲で
コロナ感染者が出た場合も、
自粛をお願いしたいところです。
まとめ
大きな総合病院から開業医に至るまで、
どこの医療機関でもやっている、
とても当たり前の予防策であっても、
医院によって少しずつ工夫を凝らしている
ものです。
よそのやり方を学ぶことは、
自院の対策を改善できる絶好の機会でしょう。
真似できそうな部分を
積極的に探してみましょう。
次回の記事で、今回お伝えしきれなかった
情報をお伝えする予定です。
次回の記事も乞うご期待!