2020年から新型コロナウイルスが流行して
現在で約1年が経ちました。

都市部では緊急事態宣言により
感染者が少しずつ減少してきていますが、
引き続き入念な感染症対策が
必要ではないでしょうか。

多くの企業では新型コロナウイルス対策として
新たに様々な感染症対策商品を販売しています。

そこでどのような商品が販売されているのかを
確認していきましょう。

消毒液

消毒液は

  • 手で押すタイプ
  • 足で踏むタイプ
  • 手をかざすと自動で噴射するタイプ

などが販売されています。

手をかざすと、自動で噴射するタイプは
どこにも手を触れずに
消毒することができます。

足で踏むタイプは自動に比べて費用を
抑えられるというメリットがあります。

入り口には足で踏むタイプ、
受付には自動で噴射するタイプ

などその場所の状況に
合わせて使うことが可能です。

置く場所がない場合は、
消毒液を置くスタンドや
壁にかける道具なども販売されています。

厚生労働省の報告によると、
手指を消毒するアルコール消毒は
濃度70%以上95%以下のエタノール、

ドアノブ・テーブル・椅子など物の消毒は、
次亜塩素酸ナトリウム
を推奨しています。

手指に使うか、道具を消毒するかによって
使い分けることもできます。

体温計

体温計には

  • 実測型
  • 予測式型
  • 赤外線型

といったような、様々な種類があります。

実測型は
わきの下や口の中に入れて測るタイプ、
予測式型は短時間で体温を測るタイプ、
赤外線型は肌に触れずに測定できるタイプです。

新型コロナウイルスの影響により、
医療機関では赤外線型を利用する
クリニックが増えてきました。

赤外線型の特徴は、多くの方を
短い時間で体温が測れることです。

ただし、外気の影響を受けやすいため、
冬は低く、夏は高くなりやすいです。

正確な体温を測るためには、
実測型が適しているのではないでしょうか。

また、最近販売されているAIを利用した
非接触型体温計では、

  • マスクをつけているかどうかを検知
  • 同時にアルコールスプレーを噴射
  • 体温を音声で通知
  • 体温が高ければアラームで知らせる

など、様々な種類が販売されています。

他にも、いろいろな種類が販売されているので、
クリニックに必要な機能がある体温計を
採用してみてはいかがでしょうか。

ゴーグル・フェイスシールド

フェイスシールドには、

  • おでこで止めるタイプ、
  • メガネタイプ
  • 口だけを覆うタイプ

などが販売されています。

ゴーグルは目を保護するために利用され、

目に入る飛沫を防ぐだけでなく、
無意識に目を触ってしまうことを防ぐ

効果も期待できます。

ただし、顔とフェイスシールドの間が
あいているため、
隙間から飛沫が外に飛んでしまう
可能性が考えられます。

フェイスシールドを利用するときは
マスクと併用すること
を推奨しています。

残念ながら、温かい部屋や夏の暑い時期は
曇ってしまうため、
長時間利用するには適していないようです。

感染のリスクが高い場所にだけ
利用するクリニックもあります。

パーテーション

パーテーションには、置型タイプ、
吊り下げタイプがあります。

置型タイプのメリットは、
買ったその日に使えることです。

ただし、置く場所がない、
倒れてしまう危険性があるなどの理由から
吊り下げタイプを利用する場合もあります。

透明なアクリル製やビニール製だけでなく、
周りの雰囲気に合わせた色を
あわせることもできます。

待合室などの物が多い場所にも、
天井から吊るす吊り下げタイプが利用できます。

天井から吊るすタイプは、人の顔周辺あたりまで
カバーできるため、置型タイプのように

  • 身動きがとれにくい、
  • お金の受け渡しがしにくい、
  • 声が聞きづらい

などといった問題も少なくなります。

アクリル製のパーテーションには、
倒れにくいタイプ、お金の受け渡しをするときに
利用する取り出し口のあるタイプなどもあります。

エアコン・空気洗浄機

エアコンや空気洗浄機は
空気を入れ替える機能は
ついていないことが多いようです。

エアコンは、室内の空気を冷やしたり
温めたりするのに対し、
空気洗浄機は室内の空気を濾過します。

そのため、部屋の空気を入れ替えるためには、
換気ができるエアコンを購入する必要があります。

今ついているエアコンは、換気ができるのかを
確認しておいたほうがいいかもしれません。

もし、換気ができるエアコンを
置いていない場合は、

窓を開けて空気の通りをよくする、
換気扇を利用する

といった対策が必要です。

厚生労働省の報告によると、

人が集まりやすい場所では、1時間に
2回以上窓を全開にすること

を推奨しています。

複数の窓がある場合は、
空気の通りをよくするために
2つ以上の窓を開けることが大切です。

クリニックに必要な商品を目的に合わせてとりいれる

新型コロナウイルスが流行しはじめてから、
多くの感染症対策商品が販売されました。

手軽に導入できるものから、
工事が必要なものまであります。

クリニックによって必要な商品は
異なるかもしれません。

まずは、すぐに導入できるものから
利用してみてはいかがでしょうか。


参考元:厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ
「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html
参考元:厚労省「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000618969.pdf