予防ワクチンの先行接種が始まりましたが、
コロナウイルスは依然として
日本全体を、そして世界全体を
覆ったままのようですね。

不要不急の外出を自粛する風潮が続く中、
アンチエイジング診療を
「不要不急の用件」と感じる患者さんが
中にはいらっしゃるのではないでしょうか。

患者さんが来なくなってしまっても、その問題を
なかなか声に出しては言えないことが、
自由診療を標榜する
医療機関の大変なところではないでしょうか。

しかし、そのような中でも
できる範囲で院内環境の改善などを
続けていくことが大切かと思います。

今回は前回に引き続き、
(URL:https://arkrayantiaging.com/what-is-the-new-coronavirus-countermeasure-product/
コロナウイルスへの対策を
取り上げることにしました。

そこで、どのようなコロナウイルスに対する
対策方法や院内のクリーニング方法があるのかを
確認していきましょう。

予約管理の際の、体調のチェック

最近ではどこの医療機関でも、
患者さんに対する検温等を
行うようになってきていますね。

さらに一歩進んで、

「患者さんの体調の確認を
医院到着前に行う制度」

を取り入れてみるのはいかがでしょうか。

もともとアンチエイジング診療では
予約診療が一般的かと思います。

予約の患者さんに対しては、
前日または当日に
体調確認の電話やメール・LINE等を
送ることもできるのではないでしょうか。

そこで、

「前日または当日直前のリマインドのほかに、
その時点での体調に関する報告をしてもらう」

ということを患者さんに提案してみては
いかがでしょうか。

この方法には、やや手間がかかってしまう
というデメリットはありますが、

「発熱等をした患者さんが
医院に近づいてしまうことを回避できる」

という大きなメリットがあります。

抗菌グッズを導入する場合

コロナウイルスを防ぐには、
やはり除菌はいちばん効果が出やすいかと
思います。

昨年から、院内をコンスタントに
消毒するようになってきていると思いますが、
抗菌グッズをそろえるのもおすすめです。

もちろん、抗菌グッズには限界があり、
コロナウイルスを確実に撃退できるわけでは
ないことを理解する必要はあるかと思いますが、
下記に手に入りやすい抗菌グッズを
ご紹介します。

抗菌シート

たとえば、

抗菌効果の高いシートを購入して、
いろいろなところにコーティングしている
医療機関も増えていますね。

抗菌シートは、患者さんがよく手をふれる 

  • 手すり
  • 受付の机
  • あちこちのボタンや取っ手

などに使うのがおすすめです。

メーカーによって、抗菌シートの機能や
性質はさまざまです。

製品によってはコーティングできない設備も
あるかと思いますが、
抗菌シートを使えるなら院内の除菌が
しやすくなることでしょう。

足元周辺

院内の清掃の際に抗菌作用の高い
ワックス等を使う、という方法もあります。

また、エントランスに敷くマットを抗菌効果がある
製品にしている医療機関もありますね。

コロナウイルスに関しては、飛沫のことが特に
注意喚起されていますが足元からの
感染の危険性も早くから指摘されていたようです。

このため、

患者さんに土足で院内を
歩き回ってもらう医療機関の場合は、
床全体の除菌に力を入れてみる

のは、いいかもしれませんね。

お手洗い・洗面所での除菌を徹底的にやりたい場合

お手洗いや洗面所も、
コロナウイルスの感染の引き金をもたらす
恐れがある場所のひとつです。

トイレでの感染例が多いわけではありませんが、
人との接触率が高く、水をたくさん使うため、
他の場所とは違った配慮が必要になるでしょう。

トイレの清掃で特に気を付けたいのは
便座や便器の清掃に使う用具ではないでしょうか。

感染を確実に防ぎたいなら、用具はコンスタントに
新品と変えたほうがいいかと思います。

また、便器の周辺を拭いた雑巾等は、
ほかの場所の掃除に使うことは
避けたほうがいいでしょう。

使い捨ての用具を
どんどん使ったほうが安全かと思います。

手袋もなるべく、使い捨てを選んで
交換したほうがいいでしょう。

そのいっぽうで、便器以外の場所の
掃除にも気配りが欠かせません。

水が頻繁に飛び散るため、コンスタントな
拭き掃除をしたほうがいいしょう。

除菌のために、大掃除をする場合

院内の清掃は毎日欠かさず繰り返すことが
大事かと思いますが、年に1~2回くらいは
大掃除をするのもおすすめです。

昨年末に、大掃除を行った
医療機関も多かったのではないでしょうか。

そして、コロナ対策のために
時期外れであっても
大掃除をする施設は増えています。

大掃除は、院内のスタッフだけで
行う場合もあれば、プロの業者に
依頼する場合もあるかと思います。

本格的なコロナウイルスの除菌をしたい場合には、
やはりプロにお願いしたほうが安心できるのでは
ないでしょうか。

普段お願いしている業者に頼んでもいいのですが、
この1年くらいで、

コロナウイルス専門の対策を
開始した業者が登場しています。

チャンスがあるなら、このような業者に
見積もりを出して検討してみるのも
よいアイデアでしょう。

院内の全域をくまなく除菌するとなると、
やはりスタッフだけでやるのでは
時間も手間もかかってしまいますよね。

しかしプロの清掃業者に頼むと、
かなりのスピードで終わらせてくれるかと思います。

また、業者によっては夜や休診日に集中的に
清掃してもらうこともできるためとても便利です。

優秀な業者と出会えれば、徹底的な除菌を
したいときに頼りになりますし、検討してみても
いいのではないでしょうか。

感染の可能性をゼロにする努力が、アフターコロナには必須です

コロナウイルスに関しては変異種のニュースも
報じられていますし、予断を許さない状況です。

3月末までは、特別に用意された
さまざまな給付金や補助金を
受け取れるチャンスもありますが
今後はどれくらいの保障を受けられるのか、
予測が難しくなっています。

このような状態で、アンチエイジング診療を
続けていくには、とにかく
感染のリスクが発生しないように
取り計らうことが大切になってくるでしょう。

クリーンで安全な医療機関である

というイメージを確固としたものに
していきましょう。