アンチエイジング診療はバラエティ豊かですが、
共通しているのは、
「患者さんが末永く、健康な生活を
送れるように寄り添うこと」
ではないでしょうか。

そのアンチエイジングの成否において、
カギを握るのは
患者さんの生活習慣かと思います。

・信頼される医療機関を目指す
・値のはる自費診療であっても、
患者さんに納得してもらう

どちらの目的においても、
生活習慣の見直しや改善を
上手に指導できる方がいいですよね。

とはいえ、院長先生が奮闘しても
おそらく限界があるかと思います。

医院全体で、
生活習慣の改善に関する知見を
高める努力ができたらいいですね。

今回は、
生活習慣に関する豊かな知見を
誰が持っておいた方がいいのか
について考えていきたいと思います。

生活習慣に関する知識を持ったほうがいい人

アンチエイジング診療の医療機関では

・院長
・勤務医
・看護師
・カウンセラー
・受付

といったスタッフがいるものと思われます。

この中で、特に
専門知識を持っておいた方がいいのは
院長と勤務医、そしてカウンセラーかと思います。

とはいえ看護師や受付も、
患者さんからいつ質問を
受けるかわかりませんよね。

ある程度の知識を
身につけてもらっておいたほうが安心ですね。

次の章から、どのように知識を得たらいいのか
について例をご紹介していきます。

医療機関内での勉強に関して

生活習慣に関する専門書籍等を
経費で購入して共有することは
最初に始めやすい方法ですよね。

またDVDのような映像形式の教材も
今なら簡単に手に入るかと思います。

同じ資料に院内の全員が
目を通すことで、ひとりひとりが
同程度の知識を持てますね。

もちろん、インターネット等の情報も
随時取り入れたいところですが
ネットの場合は、
誰が書いているかわからない情報にも
しばしばヒットしてしまい信ぴょう性に
欠ける可能性があるため
注意して確認できればいいですね。

生活習慣の改善を医療機関として
これから意識して標榜していきたいのであれば、
共通の資料を用いて本格的な勉強会等を開く
必要もあるかと思われます。

定期的な開催は難しいかもしれませんが、
試しに1~2回くらい開いてみて、
どれくらいの成果が出るか
試すのもいい手段ではないでしょうか。

なお一部の医療機関では、
生活習慣に関する基礎的な設問で
構成された試験をスタッフに対して
実施しているところもあるようです。

試験制度には賛否両論ありますが、
各スタッフの理解度を知る1つの方法として
検討してみてはいかがでしょうか。

医療機関外での勉強に関して

医院内で勉強するだけでなく、
外部から情報を収集してみたり、
勉強してみたりすることもおすすめの方法です。

2つほど、医療機関外での勉強に関して
ご案内できればと思います。

オンラインセミナーへの参加

あいにくと現在は、コロナ禍のため
オフラインでのイベントは
なかなか開催されにくいですよね。

その代わりに、ZOOMや
Google Meetのようなツールを
用いたウェビナーの
開催頻度が高まっているのではないでしょうか。

生活習慣を主題とするウェビナーも、
常時開催される可能性があります。

これまた、情報を
随時チェックしたほうがお得です。

ウェビナーの場合なら、
移動する手間暇やコストもかかりませんし
「辺境の土地で開業していても
気軽に参加できる」
という大きなメリットがありますね。

ただ、これらのイベントは、
「ただ着席して聴いていただけ」
で終わってしまわないように
注意する必要があるかと思います。 

そこでスタッフには後日、
何らかの形でフィードバックを
してもらうことをおすすめします。

聞き取ってきたことをまとめて
レポートを提出してもらったり、
院内のミーティングで
報告してもらったりしてみてはいかがでしょうか。

ほかの医療機関からヒントを手に入れる

これは、お互いのスケジュールが
合わないとなかなか
実現できることではないかもしれませんね。

まして、コロナ禍が終息に向かうまでは
自重する必要もあると思われます。

それでも機会があれば、
すでに生活習慣改善の指導で
定評のある医療機関を見学させてもらうのは、
とても有意義なことかと思います。

見学が実現しそうになったら、
せっかくのチャンスを無駄にしないように
下準備をしっかりと行ってから
見学することをおすすめします。

たとえば、質問したいことは
あらかじめ整理してから
持っていくなどができている
見学時にスムーズになるのではないでしょうか。

まとめ:生活習慣の改善に関して、最新の知見が身につく機会をどんどん利用しましょう

「アンチエイジング」という言葉は、
医療以外の場面でも社会で
よく用いられる言葉となっています。

ライフスタイルに関する提案は、
医療機関に今後
強く求められる役割となるかもしれません。

この分野において医療機関全体で
高いレベルに達することは、
患者から長期的に信頼される上で
大きなアドヴァンテージとなると思われます。

日々の診療で時間に追われる中で、
勉強する機会を増やすことも
楽ではありませんが、
じっくりと取り組んでみてはいかがでしょうか。