前回は、待合室に入れる書物の選び方を、
(URL: https://arkrayantiaging.com/what-kind-of-reading-should-i-put-in-order-to-keep-patients-from-getting-bored-in-the-waiting-room/)
医療関係の書籍および他の書籍にフォーカスして
取り上げてみました。
今回は、さらに具体的に書籍・雑誌を分けて
気を付けたいポイントを整理していきたいと思います。
また、設置する書籍に関する
アンケートの実施についてと
コロナ禍の書籍に関する注意点についても
取り上げていきたいと思います。
広い意味で、健康やアンチエイジングを取り扱う雑誌・書籍
医療機関である以上、
患者には心身を健やかにすることに
関心を持ってもらえるのがよい
かと思います。
たとえば美容関係の
自費診療を標榜している場合なら、
患者は女性が多いかと思います。
女性向けの雑誌や書籍を置いておくのも
いいかもしれません。
下記に待合室に設置する書籍の
オススメのジャンルをご紹介します。
料理関係
食事は健康の基本ですし、
どんな患者層にも
興味を持たれるテーマではないでしょうか。
季節の食材を取り扱うものを
置くのもいいですし、
さまざまな理由から
食事制限が課されている患者でも
食べられるようなメニューを
扱ったものでもいいでしょう。
ただ、医療機関である以上、
栄養過多の食品等を取り扱うものは
避けたいところですね。
運動・エクササイズ関係
運動も健康を志す上では
気を付けておきたいポイントですよね。
もちろん激しいスポーツ等の
手ほどきを掲載しているものは
あまりお勧めできません。
身体にハンデのある方でも
スタートできるような
内容のほうが望ましいかと思います。
たとえばウォーキング等を
テーマにした内容であれば、
高齢者の患者が
主体となる医療機関に置いても
問題なく読んでいただけるのではないでしょうか。
なお専門的なスポーツ雑誌については
男性が多く集まる医療機関であれば、
喜ばれるケースは考えられます。
雑誌・ムックをはじめ、とにかく写真が豊富な書物
一般書籍はそうでもありませんが、
雑誌、そしてムックは
写真が多く掲載されているものが
手に入りますね。
写真類は、活字と違って
読む際に頭を使う必要がありません。
待合室にいるときの読んでもらう書籍としては。
手に取ってもらいやすいためおすすめです。
また、カラフルでフォトジェニックな写真には
患者の気分を落ち着かせる効果が
生まれるといわれています。
自身の健康に何か不安を
抱えている患者にとってはプラスとなりますね。
たとえばトラベル関係や
ライフスタイル関係の場合は、
見ていて楽しくなるような写真を
たくさん掲載してくれますし、
喜ばれる可能性は高いでしょう。
地域情報を取り扱う媒体
ローカルな媒体は
各地域にて発行されています。
その地域に在住・在勤・在学の方々が
ある程度の患者層を占めるわけですから、
ローカルな媒体は、
興味深く読まれるチャンスがあります。
地域の広報誌ですとか
フリーペーパー等であれば、
設置までのコストや労力もあまりかからずに
導入できるのではないでしょうか。
患者の好き嫌いを探りたくなったときは?
どんな本を置いたらいいのかわからないときは、
思い切って
「患者さんから希望やリクエストを募集してみる」
という手も考えられます。
この場合は、書物のジャンルを
選択していただいてもいいですし、
フリースペースを設けて自由に
書いていただいてもいいでしょう。
または、「すでにおいている書籍・
雑誌に対する感想を聞く」
という設問を設けてもよいでしょう。
「面白かった本はどれですか?」
「面白くなかった本はどれですか?」
といった質問に回答が得られたら、
参考になるのではないでしょうか。
アンケートの実施に関して
アンケートを実施する際には
募集方法としていろいろな手段があるかと思います。
1つは院内に掲示して案内する方法です。
掲示スペースに、アンケートを実施中であることを
貼り出して用紙を置き、さらに提出する場所を
指定しておくやり方です。
医院のホームページを
確認する患者が多いのであれば
ネット経由での募集もおすすめです。
医院の公式サイトやブログ、
またはSNS等で募集してみてはいかがでしょうか。
専用のメールフォームを用意すると、
患者が気軽にアンケートに
参加できるようになるかと思います。
注意したほうがよいのは、
アンケートが期待したような
結果になるとは限らない点です。
回答にばらつきが
出すぎてしまうケースもありますし
思ったほど回答が集まらないケースもあります。
また、なかなか購入できない
書籍や雑誌のリクエストが
集まってしまうこともあります。
アフターコロナに向けて、書物からの感染を防ぐためには?
コロナウイルスに関しては、これから
変異型が蔓延する恐れもありますし、
まだ気を抜けない状況かと思います。
このような中で、感染防止のため
雑誌や書籍をしばらくの間撤去する、
というやり方も普及しているようです。
基本的に雑誌や書籍は、
アルコール等で消毒すると
紙が劣化しやすくなってしまいます。
ですので、感染予防を優先するなら、
一時的に設置を見合わせるのも
有効かもしれません。
まとめ:医院の状況に応じて、患者が喜べる&楽しめる書物のチョイスを目指しましょう
残念ながら、コロナ禍が落ち着くまでは
書籍関連は撤去する必要もあるかもしれません。
しかし、そう遠くない将来に
堂々と書物を並べられる日が
来るのではないかと思っています。
標榜している科目はもちろんのこと、
患者層や地域の状況に合わせて
患者に受け入れられやすい
書籍・雑誌を選定できるといいですよね。
必要に応じて、
患者の反応や感想を聞いてみて、
設置する書籍を変えてみるのも
いいかもしれません。
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