今年もコロナウイルスが
蔓延した激動の1年でしたが、
今はすでに年の瀬にさしかかっていますね

長かった1年を振り返り、
反省等をする時期になりつつあると思います。

さて、年末年始といえば
ちょうど1ヶ月後にクリスマスという
イベントがありますね。

国民的なお祭りと化しているため、
医療機関でも特別なイベント等を
開催する動きが最近では多く見られるように
感じます。

そこで、アンチエイジング診療や
自由診療の場合における
クリスマスの影響、
さらに、今年はどのような影響があるのか、
探ってみましょう。

医療機関におけるクリスマスイベントの実情

クリスマスが嫌いだという患者は、
めったにいないと思います。

若い世代ならたいていは、
クリスマスの日に集まって
盛り上がった経験を持っていますし、
今では年配の世代でも、
クリスマスの騒ぎがどんなものなのか
よく知っているものです。

では、医療機関でも
何かお祝いするほうがよさそうでしょうか? 

大型施設の場合

現在、国内の医療機関で、
何らかのイベントやお祝いをするケースは
各地で報告されていますが、

  • 大病院・総合病院
  • 公立の病院
  • 介護施設が附属・併設
  • 病棟や入院棟が付属・併設

このような条件に
当てはまるところが中心となっています。

患者・入居者が
生活している施設の場合は、
クリスマスを自力で祝えない方々のために
イベントを開く意義があるからでしょう。

アンチエイジング診療
および自由診療の場合は、
あまりこの条件には該当しません。

それでも、手術をするなどの理由から
患者を泊める設備を持っているなら、
ささやかなイベントでも開催すると、
喜ばれそうですね。

子供が多い診療科目の場合

特にクリスマスイベントを、
喜ぶのは子供たちだと思いませんか?
中学生以上は別ですが、
小学生以下であれば
クリスマスをすごくエンジョイする傾向
あります。

もっとも、いわゆる小児科の場合は
「アンチエイジング」という
分野とはまったく接点がありません。

もちろん「自由診療」という
範疇であれば、話は変わりますが。

それでも、小学生以下の児童を
メインとした診療を展開する機会を
持っているなら、
何らかのイベントをやる価値は
大いにあるといえます。

クリスマスを意識した演出をするとしたら? 

特に、クリスマスイベントを
開催する余地がない場合でも、
クリスマスの雰囲気を醸し出して、
患者満足度を高めることなら
どんな開業医でも十分にできるでしょう。

たとえば、
待合室等にちょっとした、
クリスマス風のデコレーションを
する程度でもいいでしょう。

あとはニュースレターや
パンフレット等のデザインを
クリスマス風にする、という手もあります。

インテリアやパーティションのために
院内に観葉植物等を
置いているところは多いでしょう。
樹木がある場合なら、クリスマスツリーを
模した飾りつけをするのは
そんな難しいことではないですね。

ただし、
レンタルやリースしている植物の場合は、
過度に汚したり傷つけたりしないほうが無難です。

また、
小ぢんまりしたクリスマスツリーであれば
レンタルやリースで調達することが
出来るみたいです。

今なら数千円程度で
貸してくれる業者がたくさんいますし、
地方であっても利用は簡単です。

ただ今年は、運送業界が
全体的に多忙を極めているようです。

配達に、思ったより日数が
かかってしまう可能性はあるでしょう。

コロナ禍の渦中で、イベントは開くべきか? 

さて、ここでどうしても
触れなければならない話題がありますが、
コロナウイルスは、
クリスマスにも大きなダメージを及ぼす
可能性があります。

例年、クリスマスイベントを
開いてきた医療機関でも、
今年は見送りにするところが
かなり増えているみたいです。

やはりイベントとなると、
3密の状態になることが原因かと思います。

これはあくまでも、
個々の医療機関で最終判断を下すべきですが、
開催を見送らないなら、
感染を防ぐために
最大限の注意を払うべき
でしょう。

寒い時期ですが、頻繁に換気を
繰り返すことも考慮すべき事項です。

クリスマスに合わせて、需要が伸びる可能性について

クリスマスをネタにした集患を試みる、
というアイデアも考えられます。

たとえば美容診療の場合は、
若い世代、特に若い女性に向けて

「クリスマスイブを迎える前にキレイになる」

ことを推奨するという手もあるでしょう。

やはりクリスマスイブといえば、
恋人同士がふたりきりで過ごす
という風潮もがあるためです

もっとも現在の医療広告は
かなり規制が厳しいため、
トラブルのないようなやり方を
意識する必要があります。

クリスマスに向けて企画を検討するにあたって

今年も医療機関が
逼迫した1年になりました。

コロナ患者を収容するために、
体制が崩壊する寸前に
追い込まれたところもあるかと思えば、
患者が前年比で何割も
減ってしまったこともありました

クリスマスの時期は、
患者へPRする年内最後の機会です。

クリスマスを利用して
最後のアピールが可能なら、
試みるのはいかがでしょうか。

とはいえコロナの恐怖が消えていない以上、
それも困難かもしれません。

いずれにしても、個々の医療機関で
よく考えて決めることになります。

スタッフの意見も取り入れて、
ときには患者の意見も取り入れながら
後悔のない決断をしましょう!