「ホームページをそろそろリニューアルしたい」
と考えている先生もいるのではないでしょうか。

しかし具体的に何から始めていいかわからない
といった方も多いでしょう。

自由診療の場合、ホームページを通じて、
最初に受診するためのハードルを下げる
ことが大切です。

「どのような治療を行うのだろう?」
「費用が高いのでは?」

など、受診するために勇気が必要
場合があるからです。

そこで今回は、
患者がクリニックを受診したくなる
ホームページの作り方について紹介します。

患者が受診したくなるホームページを作る4つのポイント

患者がクリニックを受診したくなる
ホームページはどのようなものなのか
考えてみると、ホームページを作るポイントが
見えてきます。

1. ターゲットを絞る

どんな人に受診して欲しいか
ターゲットを決めましょう

例えばあなたのクリニックが、
美容皮膚科をメインで行っているクリニックで、
プラセンタ注射やビタミンC点滴などを中心に
実施している施設とします。

ターゲットとしたいのが40代から50代女性。
体調の変化や美容などが気になる年代の場合。
このような方はどのような治療を
望まれるか考えていきます。

このような方には、
『今注目されている漢方にも力をいれている』
といったように、健康面にも配慮していることを
プラスアルファでアピールすることも
一つでしょう。

このようにターゲットを絞ることで、
専門的な治療ができるということを
アピールすることができます

2. クリニックの情報を細かく載せる

患者が最初に知りたいのは、
診療時間・診療日・場所です。

これらは目につきやすい場所に配置しましょう。

次に、なぜ自由診療なのか、
どのような強みがあるのか、
また開業した目的を紹介しましょう。

例えば、
看護師が多いのできめ細やかな対応ができる、
患者の希望に合わせた治療ができる、
患者への説明に時間をかけることができる、
医師に言いにくいことがある場合は
看護師が話を聞くことができる、
このような病気で悩む方のお手伝いをしたい、
などです。

また、自院でどのような治療が行われているか、
具体的な診療内容を記載しておきましょう。
できれば、治療の順序などを記載しておくと
患者は安心して受診できます。

さらに、自由診療でとくに気になるのが費用です。
自分で支払える費用なのかを知ることにより、
受診するハードルが低くなります。

また、具体的な病名や治療法、検査など、
とくに力をいれている項目についても記載します。
このような項目は個別ページを作成しましょう。
なぜならば、インターネットで検索した場合、
ページ数が多いほど検索結果に表示されやすく
なるからです。

SEOを意識してキーワードを取り入れると、
アクセス数のアップにもつながります。

※SEO:
検索エンジン最適化の略。
グーグルなどの検索エンジンで検索した場合、
上位に表示されやすくなるもの。

しかし、治療内容の記載で気を付けたいのは、
前回紹介した広告規制です。

具体的な効果をうたうことや患者の口コミなど、
厳しい規制があります。

3. 院長や従業員のプロフィールを充実させる

どんな医師や従業員が働いているかなども、
受診しようとしている人が気になることの
ひとつです。

とくに、医師の顔や人柄を知りたい方は
多いものです。

そのためにも、医師のプロフィール紹介に
顔写真を載せておきましょう
きりっとした顔よりも、にこやかな表情の方が
親しみを持ちやすくなります
できれば写真はプロに依頼する方がよいでしょう。

次に、院長の経歴です。
院長の経歴は出身地や出身校など
詳しく書いておくといいでしょう。
あまり自分の話を書きたくないという
先生もいますが、多くの情報を載せておくと
信頼感を与えることができます。

また、院長のこれまでの実績も大切です。
例えば、〇〇の治療はこれだけの件数がある、
○○の専門医や指導医の資格を持っている、
などです。
専門の知識や実績があると
患者も安心して治療を受けることができます。

さらに力をいれたいのが、
院長の患者に対する強い想いです。
定型文ではなく、普段院長が思っていることを
書いていきましょう。

例えば、
体調が悪いときでもゆったり過ごせるように
インテリアに気を使った、
心配ごとがあった場合相談できるように
カウンセリング部屋を作った、
など、院長独自の考え方を
アピールしていきましょう。

また、なぜここで開業したか、
なぜこの専門分野にこだわったか、
ということを書いておくことも大切です。

自分で書くのが難しい場合は、
インタビューの専門ライターに
依頼するといいでしょう。

4. SNSを活用するという手も

ホームページを見てもらうために、
SNSを活用するという方法もあります。

最近では、スマホを使用する人が増えたため、
TwitterやFacebookを見る人が増えています。

Twitterはそのつぶやきのあとに、
ホームページのアドレスを加える
つぶやきに共感した人にも
見てもらうことができます。

また、Facebookに病院の紹介を
書いてみてもいいでしょう
Twitterと違い、発言を固定ができるので、
長い間に多くの方に見てもらう機会が増えます。
またコメントをしてもらったり、
イイネを押してもらったりすると、
拡散してもらえるのもSNSのメリットです。

このように、それぞれの強みを
うまく利用していきましょう。

自由診療の場合、他のクリニックとの差別化が必要

自由診療の場合、
一般診療との差別化を表すことが大切です。

今回紹介したように、自分のクリニックの強みや
自由診療でしかできない治療、手厚い対応など
全面的にアピールしておくといいでしょう。

ただし、医療機関の広告規制は
年々厳しくなっています。
どのようなものが規制になるのか、
事前に調べておくようにしましょう。